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シューベルティアーデな我が人生

フリーランスという生き方を選び、好きなことを職業にして、早朝から深夜まで仕事(好きなこと)をしない瞬間が見つけられないほどのこの生活のために、犠牲にしたものはたぶん数多くある。

「歌手だけやっていたらあなたはもっと素晴らしい声で歌が歌えるようになっていたと思う」とか「二足(どころではないが)の草鞋はどれも中途半端になる」と多くの方に助言いただいていたにも関わらず。

ただ、さすがに普通の人なら気が狂ってしまうかな(そもそも手を出さない)ということは薄々分かっていて、今月をとにかく乗り切ることに集中するのみ。

そんな私ときっと同じような生活をされている、ジュエリーデザイナーのCanapeこと渡邉 佳苗さん。佳苗さんには私の本番の衣装に合わせて、アクセサリーを提供いただいています。どんなに忙しくても大変な状況でも、喜び100%で関わってくださる佳苗さんが、明日のシューベルティアーデと26日の山梨市でのコンサートのためにアクセサリーを届けてくださいました。アクセサリーは元気や癒しも与えてくれる。

昨日は自炊する気力がなくて奥藤第二分店に行って、名取 信造さんのお蕎麦を食べてきました。最高なお蕎麦とパリパリの天麩羅、名物の鶏もつをいただき、最後、熱々のそば湯を、飲み干した湯呑みにいれてシンプルに味わったら、一気に体温が上がって元気に…作り手の温かさが伝わり、心身が癒されるとはまさにこのこと。

明日のシューベルティアーデ。主役の平井 千絵さんとは連日膨大なやり取りをして。お互いに励ましながらやってきました。

シューベルトと仲間の繋がりと、その影響は本当に半端なかった。

私の活動の源もこれだと。

もちろん、夫の支えと!これ大事!

明日は120名の会場参加の方々、ライブ視聴してくださる方々、7名の名手である演奏家の皆さん全員を巻き込んで、200年前のシューベルティアーデのように、共有する空間、時間を親密で温かく、特別な空間、時間にしたいと思います。

後にも先にもない、明日のイベント。
頑張ります✨✨✨

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Seika Kawaguchi

声楽家。山梨県甲府市出身。新潟大学教育学部、同大学院教育学研究科にて声楽を専攻した後、渡欧。オランダ王立音楽院のソロ声楽科で学び、国家演奏家資格を取得し卒業。フランス・ドイツ歌曲を中心に、バロック声楽曲、宗教曲、現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、国内外で演奏活動を行っている。

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