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山梨で80人規模の混声合唱団を目指す混声合唱団アルクスは、10月9日(月祝)に第2回定期演奏会を行います。

本番の会場は”YCC県民文化ホール小ホール”ですが、団員が一度歌ってみたかったという憧れの”キングスウェル”ホールで、演奏会ゲストのフェール弦楽四重奏団とのリハーサル…夢のようなひと時でした。

指導者で指揮者の私に、アルクスの団員は「そこの指揮が分かりにくい」とか「その練習方法はどんな意味があるのか」などと率直に私に発言します(一部の人ですが笑)。でもそれは私にとって全くの恥でもなく(一般的には恥でしょうが私自身の能力不足が原因なので鋭意努力で克服成長中)私に対するイジメでもないと全員が感じているので、また私も問題なく返せるので全く雰囲気が壊れず、むしろ、だからこそ明るい関係に繋がってきました。これは絶大な信頼関係があるからこそと勝手に感じています。

合唱指導も合唱指揮の実績なんて皆無だった(中高時代のクラス合唱指導とはワケが違う)私に、故藤原義章先生が笛吹音楽祭合唱指導者として声をかけてくださったことが全ての始まりで、その笛吹音楽祭合唱参加者たちが母体となって出来た混声合唱団アルクス。才能のない不器用な私を育ててくれている大切な人たちです。

フェール弦楽四重奏団やピアノ伴奏の藤巻都さんのおかげが大きいのは間違いないですが、昨日は勝手にはずれて客席で聴いていた(曲が終わるまで私が気が付かなかった笑)団員が「自分の所属している合唱団とは思えない」と絶賛してくれる演奏まで漕ぎ着けました。

10月9日(月祝)14時からYCC県民文化ホール小ホールでお待ちしています。フェール弦楽四重奏団のステージも聴き逃せない内容です。アルクスにとっては背伸びした選曲でしたが、そのおかげで団として大きく(私も笑)成長しました。きっとお楽しみいただけると思います。

混声合唱団アルクス第2回定期演奏会
2023年10月9日(月・祝)14時開演
YCC県民文化ホール小ホール
1,000円(全席自由)
合唱: 混声合唱団アルクス
指揮: 川口聖加
ピアノ: 藤巻都
弦楽四重奏: フェール弦楽四重奏団(秋山史 Vn 宮川忠生 Vn 田中愛子 Vla 久津間裕子 Vc)

木下牧子作曲 混声合唱曲集「にじ色の魚」(25分)
1 にじ色の魚
2 ひとり林に…
3 湖上
4 あお
5 お早うの朝
6 いつかどこかで

萩京子作曲・寺山修司作詞 5つの混声合唱曲「飛行機よ」(20分)
1 五月の詩・序詞
2 少女に
3 ぼくが小鳥に
4 櫻の実のうれる頃
5 飛行機よ

休憩(10分)

フェール弦楽四重奏団のステージ(15分)
・モーツァルト作曲
ディヴェルティメント ニ長調 K. 136
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 プレスト
・坂本龍一作曲 映画『ラストエンペラー』より

David von Kampen
デイビッド・フォン・カンペン作曲
混声合唱曲集「In Glory Everlasting 永遠の栄光に」(15分)
1 We Praise You, O God 神よ、私たちはあなたを讃えます
2 The Glorious Company of the Apostles 使徒たちの栄光ある一団
3 When You Took Upon Yourself 自分を背負ったとき
4 We Therefore Pray You それゆえに、私たちはあなたに祈ります

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Seika Kawaguchi

声楽家。山梨県甲府市出身。新潟大学教育学部、同大学院教育学研究科にて声楽を専攻した後、渡欧。オランダ王立音楽院のソロ声楽科で学び、国家演奏家資格を取得し卒業。フランス・ドイツ歌曲を中心に、バロック声楽曲、宗教曲、現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、国内外で演奏活動を行っている。

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