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今月の月1サロンライブもスペシャルでした…

山梨県出身で言わずと知れた大活躍のピアニスト、小林 侑奈さん、そして山梨に居を構え、都内と行き来しながら幅広い活躍をされているチェリストの内田 麒麟さん。

ライブ配信でもきっと伝わっただろうと思いますが、お二人の魅力の虜になってしまうような、一瞬たりとも聴く集中力を切らしたくないお二人の演奏も、予定を超える盛り沢山のインタビューも含めて貴重な時間となりました。

麒麟さんの、作曲もされる方ならではの音や和声に対する演奏のアプローチ、自然に導き出される豊かな音楽に一音から音が消えるまで引き込まれました。

ソリストとしても確固たるキャリアを積まれている侑奈さんは今日はソロは一曲だけでしたが、その演奏(ショパンのノクターン)もセンスに溢れていて、他のアンサンブルも素晴らしく、麒麟さんだからこそ引き出されたのではと思う侑奈さんの演奏の一面がまた良くて…最高のバランスのお二人と感じてしまいました。

私にとってはオーギュスト・マテュー・パンセロン – Auguste Mathieu Panseron (1796-1859)という作曲家との出会いがあり、彼が200ページ以上に渡る声楽教本なども出していたことも興味深かったし(ダウンロードしたので早速試してみたい)、今日歌った《聖セシリア》のチェロパートを作曲したオーギュスト=ジョゼフ・フランコム(フランショーム) Auguste-Joseph Franchomme(1808-1884)とショパンとの繋がりからも今日のプログラムが味わい深いものとなりました。

インタビュー含めて永久保存版的な濃い2時間…
尊い時間をくださったお二人に感謝しています。
会場参加やライブ配信のお客様もありがとうございました。

※今回のサロンライブを聞き逃した方は、私やナーブル音楽企画に直接ご連絡をいただければ、銀行振り込みで、試聴リンク(クリックするだけで視聴できます)をメールやMessengerでお送りいたします。

聖加とゲストの月1サロンライブ Vol.21
5月21日(日)14時 ナーブルホームサロン
ゲスト: 内田麒麟(チェロ)、小林侑奈(ピアノ)

場所 : ナーブルホームサロン
撮影 : TooNe Art Design トーンアートデザイン
音響 : 野武 大誠
ピアノ調律 : 久保 伸一
アクセサリー : 渡邉 佳苗(Canape)※
メイク : 中島 由美(B.A.L beauty laboratory)※
企画 : Naable Music Planning ナーブル音楽企画
※川口聖加のみ

<プログラム>

エルガー: 愛の挨拶
サン=サーンス(内田麒麟編曲): 白鳥 
内田麒麟: Dear my friend
ショパン(小林侑奈編曲): ノクターン op.9-2
パンセロン: ソプラノ・チェロ・ピアノによるロマンス〈聖セシリア〉 
ピアソラ: Le Grand Tango ル・グラン・タンゴ

休憩(15分)

インタビュー

バッハ: 無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード 
フランク: ヴァイオリンソナタ 第4楽章
ショパン: 序奏と華麗なるポロネーズ op.3

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Seika Kawaguchi

声楽家。山梨県甲府市出身。新潟大学教育学部、同大学院教育学研究科にて声楽を専攻した後、渡欧。オランダ王立音楽院のソロ声楽科で学び、国家演奏家資格を取得し卒業。フランス・ドイツ歌曲を中心に、バロック声楽曲、宗教曲、現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、国内外で演奏活動を行っている。

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