小林圭子さんのトークライブ

小林浩太朗さんやお母さんの小林圭子さんのことはSNSで共通の知人による投稿で知っていながら、直接圭子さんとお知り合いになれたのは浩太朗さんが天に召された一年以上も後、先月のことでした。
圭子さんは私に会いたかったとおっしゃってくださり…先月、都留から甲府まで朝6時からの私の講話を聞きに来てくださったのです。私もお会いしたくて気になっていたから嬉しかった。穏やかで決してでしゃばらないのに、真っ直ぐで迷いを見せない清々しい女性。
昨日ようやく圭子さんのトークライブで浩太朗さんのお話を聞くことができました。指談、筆談による奇跡(いや奇跡ではなく本来あるべき姿)。浩太朗さんのわずかな指の動きで筆の向かう先を感じ取り、手を支えながら浩太朗さんの詩や絵を完成させたボランティア家庭教師の佐藤袈裟江先生の愛と存在。それら全てをコーディネートして浩太朗さんを支え、寄り添ってきた圭子さん。あのような豊かな想いが言葉になって浩太朗さんから発表されたということは、常に沢山の言葉がけをし、本を一緒に読み、世の中のことを伝え続け、想いを話し続け、姿を見せ続けた圭子さんや周囲の人々がいなければあり得ない。

20才を過ぎてから割り算をやってみたいと言った浩太朗さん。割り算をやるなら掛け算も覚えなければいけないんだよ、今更やる意味があるのかな、と誰かが尋ねた時「意味は僕自身が決めます」って普通答えられますか?その場にいたら人として男性として(笑)本気で惚れてしまったかも(何歳差?笑)。
自分だけでは動くことも話すことも出来ない方が、これだけの想いを持っている、話したいことやりたいことに溢れている、一人一人が光り輝く存在であることを浩太朗さんとともに伝え続ける圭子さんの活動を応援します。