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歌に向かう強さと集中力

ソプラノ瀧上美保さん、ピアニスト河村久理子さんの演奏から沢山の刺激と感動をいただきました。

改めて、美保さんのようなタイプの歌手はなかなかいないと思いました。

歌の世界を表現するのに、その世界(主人公)と歌手本人の距離感がどうであるか…

歌手が没頭しすぎて一歩引いたところがないと聴き苦しくなることがあり、引きすぎると聴いている人を惹きつけられません。

でもそれだけではない。

インタビューコーナーでお二人ともがおっしゃっていた「人として、どうであるか」が備わっているからこそ、昨日のような惹きつけられる体験を私たちはできたのでは、と感じました。

歌うことに対する強い気持ち。
歌うぞ、という執念がすごい。
それに人間性が備わっているから好感しかない。

また、それをピアノ伴奏で支え、時には一体化して混ざり合い、時には雄弁に語った河村久理子さんのピアノがあったからこその感動だったと思います。

歌手は言葉があるから、また美保さんのような演奏をされる歌手だと聴いている人も思わず歌手に集中してしまうのですが、伴奏って同時に凄いことをやっている。「怒り、悲しみの音は出しやすいけれど、優しい、温かい音を出すのはとても難しい」とインタビューでおっしゃっていた久理子さん、十分に温かな音が沢山聴こえてきましたよ。

TIGETページからのライブ配信視聴申込期間は過ぎてしまいましたが、申込が間に合わなかった方には、銀行振込でワンクリックで視聴できるリンクをお送りしますのでナーブル音楽企画までお問い合わせください。

会場参加の皆さま、視聴いただいた皆さま、スタッフ、そしてご出演くださった瀧上美保さん、河村久理子さん、ありがとうございました。

聖加とゲストの月1サロンライブVol.25
ゲスト: 瀧上美保(ソプラノ)、河村久理子(ピアノ)
2023年9月24日(日)14:00

場所 : ナーブルホームサロン
撮影 : TooNe Art Design トーンアートデザイン
音響 : 野武 大誠
アクセサリー : 渡邉 佳苗(Canape)※
メイク : 中島 由美(B.A.L beauty laboratory)※
企画 : Naable Music Planning ナーブル音楽企画
※川口聖加のみ

<プログラム>

R. シューマン:歌曲集<女の愛と生涯>
1.あの人に出会ってから
2.彼は誰よりも素晴らしい
3.私は分からない、信じられない
4.私の指にはめられた指輪よ
5.私を手伝って、妹たち
6. 愛しい人、あなたは見てるのね
7.私の心には、私の胸には
8.今あなたは私に初めての痛みを与えました

インタビュー(15分)
休憩(15分)

R. クィルター:
もう泣くのはおやめ、悲しげな泉よ ※
恋した若者とその彼女 ※
愛の哲学 *
今、深紅の花びらは眠り *

木下牧子:
うぐいす
ほんとにきれい
竹とんぼに
ロマンチストの豚
犬が自分のしっぽをみて歌う歌

G. プッチーニ:オペラ<蝶々夫人>より ある晴れた日に

※二重唱 *川口聖加ソロ その他は全て瀧上美保ソロ

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Seika Kawaguchi

声楽家。山梨県甲府市出身。新潟大学教育学部、同大学院教育学研究科にて声楽を専攻した後、渡欧。オランダ王立音楽院のソロ声楽科で学び、国家演奏家資格を取得し卒業。フランス・ドイツ歌曲を中心に、バロック声楽曲、宗教曲、現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、国内外で演奏活動を行っている。

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