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小嶋三樹さん写真展とシャガール展

昨日は南アルプス市にあるフードバンクに行くために前々から空けてあった数時間があり、そこにちょうど写真家小嶋 三樹さんの個展のお知らせと、生徒から南アルプス市立美術館『シャガール展』の招待券をいただいたため、行ってまいりました♫

小嶋さんのお写真は、エッチングの絵画かと思うようなモノクロの作品で、繊細かつ力強い印象を受けます。

今回の作品は全て”滝”で、ギャラリー六斎の空間を生かし、縦に吊るした展示。作品は固定されておらず揺れるので、動的な演出が鑑賞の可能性を広げてくれます。特に気に入った作品と小嶋さんと記念撮影。

南アルプス市立美術館は実は初めて。市で美術館を持つなんて凄い。しかも県庁所在地ではないのに、どんな経緯か気になります。良く出来た作りで、コンパクトなんですが、必要十分な作品数を展示できそう、使いやすい建物だと思いました。

シャガールは日本だとバブルの頃に流行った記憶があります。見た目がお洒落で何となく買いやすかったんだと思います。同美術館による紹介でも「優しいタッチと豊かな色彩で独特の世界観が見る人を魅了します」と書かれていますが、テーマは聖書やダフニスとクロエとか、日本人には縁遠い内容でかなり重いんだけれどなぁ、といつも、シャガールの一般的イメージと作品の印象が乖離していると感じてしまいます。

シャガールはかなりの展示数で、これは短時間で鑑賞するものではなかったです。平日で、山梨の県立でない美術館で、予想外の入館者数でした。このシャガール展、なかなかの内容でおすすめします。

エネルギーのある作品を鑑賞させていただき英気を養ったので、11月後半、しっかり乗り切ります。今日は夜までtuttiY、来週は『邂逅Vol.2』と『月1サロンライブ』、再来週は『duoxduo』とノイエ・クレンゲ研究会発表が待ち構えています。

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Seika Kawaguchi

声楽家。山梨県甲府市出身。新潟大学教育学部、同大学院教育学研究科にて声楽を専攻した後、渡欧。オランダ王立音楽院のソロ声楽科で学び、国家演奏家資格を取得し卒業。フランス・ドイツ歌曲を中心に、バロック声楽曲、宗教曲、現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、国内外で演奏活動を行っている。

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