中学校合唱祭シーズン終わりました
今年も私にとっての中学校合唱祭のシーズンが終わりました。
今年は甲府市内の2校にお世話になりました。
10月の間にN中学校全クラス分12コマ、H中学校は全クラス分+3時間の12コマ、合計24コマの指導をしてからの合唱祭。
昨年はコロナ禍での復活合唱祭だったので、合唱が出来ただけでも感動でしたが、今年は生徒も私もこの環境に(良くも悪くも)だいぶ慣れてきて、それを通常として講評が書けるようになったことが大きな変化でした。時には演奏に鳥肌の立つ瞬間があり、生徒たちの頑張りに感動を与えられた日々でした。
合唱指導者として私はほとんど目立ちませんが、中高と、そういえば同窓会に行くと「合唱の川口さん」として覚えられていることが多く、学校に指導に行くと自分でもその感触を思い出すのです。
人に何かを伝えるための演奏には、詩をよく読み、落ち着いて自分の解釈を見つけ、深い呼吸と空回りしないバランスでの覇気と集中力、使い物になる運動神経(その運動神経を歌うために使えているか)が必要だと子供たちからも教わりました。
今の時代、深い呼吸が失われつつあり心配なんですよね。そこから上述した他の要素にも影響が出ているような。
私たちはいつマスクを外すのでしょうか。
マスクを外すタイミングを逃してしまっている私たち。
色々心配してしまうけれど、子供は案外逞しい。
未来に希望を持てる場面を今回もいくつも目にしたのは確かです。
学校生活でしか学べないこともあり(とても日本人的ですが外国に対してある意味誇れる部分)、先生方の眼差しも子供たちには尊くて、学校って大切な場所だと改めて感じました。